アラビア商人

文 出口胡蝶

先週に引き続き、イスラーム文化の世界交易によって、世界に文化が広がったという流れが段々見えて来ましたのでさらに調べてみました。
2世紀頃からペルシャ湾~インド洋交易=海のシルクロードが開通され、アラビア(イスラム)商人などによる大航海時代が始まり1500年間存在していました。
大型船だと逆風でも進め、最大で一隻、ラクダ600頭を運ぶ事が可能だったほどでした。
エジプト(カイロ)が国際的に交易の拠点となり、東南アジア、中国にも絹織物、塩、胡椒、砂糖、陶磁器、香辛料、コーヒー、お茶、乳香、木材など、沢山のものがイスラム商人によって伝来されました。

中国のイスラーム
(中国のイスラーム)

4年前に参加した中国、揚州への旅で、それが分かる光景をいたるところで目にしました。
まさにイスラム文化が融合した東洋のベニスと言われている街だけあり、中華+オリエンタルな印象で美しかったですが、見るべき所は他にあり、イスラム商人が塩の交易で栄華を極め、富豪を成した人々がパトロンとなり、(清時代)文人書家一派の、揚州八怪(※)たちの個性あふれる書や画が誕生したという点で、その背景がつながり、とても納得できました。
(※鄭板橋、金農、などが代表的ですが、8人以上おりますが八怪と呼ばれています。)

中国清七宝香炉
(中国清七宝香炉)

さらにそのころ乾隆帝の時代(1711~1799年)は中国が最高に栄華を極めた時代でもあり、乾隆帝自らも、書や美術を愛する芸術家でした。
今でも、中国製の美術品には、乾隆帝の名前が入っている物が多く、乾隆帝が認めた物であるというブランド品として沢山出回っています。

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