浅草酉の市
~文字から放たれる、江戸の粋~

昨日、浅草鷲神社の酉の市に、今年もお札書きに行って来ました。
酉の市(熊手のお祭り)は、関東が中心ですが、毎年ニュースでも映るため、全国的に有名ですよね。
酉の市の起源は、江戸時代からで浅草、鷲(おおとり)神社と、足立区花畑(はなはた)の大鷲(おおとり)神社が一番古いそうです。
鳥居門を入ると正面に 江戸文字が書かれた提灯がずらーっと吊り下げられ、ここは、中国でも京都でもどこでもない、江戸に来たんだ~!という気持ちに一瞬で切り替わり、まさに商売繁盛の意味を持つ文字が適材適所に彼方此方にあって、存在感を放っているのを感じました。
そして私と、筆耕ドットコムのスタッフ何名かで毎年、熊手屋(福田屋)さんのお札を書かせて頂いていますが、福田屋さんは、実は鷲神社で熊手を売るお店が約150店ある中で
一番店舗数の多い5店舗を構える老舗の熊手屋さんです。
私たちは、お客様のお名前などを木札に書くのですが、商売繁盛を祈願するものなので、個人名以外にも、お店の名前や、社名を書く事が多くこのお店が繁盛しますように!という思いで揮毫しています。
江戸時代から、200年近く続く中で、このお札を書く職人さんも、世代交代を繰り返し、それに肖って、江戸っ子でも何でもない私がここで馴染んで書いていることも、ちょっと粋?!だな、と思いつつ…。お店の皆さんが、やはり地元の方々なので人なつっこい気質のおかげかと思います。
そして、家内安全、商売繁盛の威勢良い手締めと掛け声が響く中、書きあがったお札を見て、お客さんが喜んでいるのが隙間から見え、筆耕冥利に尽きる贅沢な瞬間でもあり、二の酉を終え次の三の酉も、もっと早くて、上手い字が書けるようにと願っているところです。
