参

文 出口胡蝶

柴又帝釈天

今年は、7年ぶりに柴又帝釈天の門を潜り、元旦から初詣ではなく、護摩札の揮毫という縁起の良いお仕事をさせて頂きに行って参りました。
柴又帝釈天は、「男はつらいよ」の寅さんのお寺として親しまれている印象が強いがために、お寺の正式名称が「経栄山題経寺」と言い、日蓮宗のお寺だということは、意外に知らない方も多いかと思います。
私にとっても、今年のお正月はお寺で過ごしたため、「参」の漢字がふさわしく思いましたので、ご紹介したいと思います。
「参」は、元の字は ムが3つあり、3本のかんざしを頭髪に指している人「巫女」がひざまずいている姿を現しています。
「参拝」は神社、お寺へ行き拝む儀式のことで、「参詣」は拝むことも含んではいますが、お寺神社へ行くことの行為全てを含んでいます。

ストーンヘンジ

参拝巡礼の歴史を遡ると、イギリスのストーンヘンジという古代遺跡があります。 紀元前2500年から紀元前2000年の間に造られたとされ、高さ7メートル位の巨石円柱をサークル状に並べた単純な形ですが、巨大な石をどうやって運んだかなど、謎に包まれている事が多いそうです。
このサークルはお墓として、多くの人々が眠っているそうですが、その地域の人々(民族)だけではなく、かなり遠方からもわざわざ巡礼者が決まった日に訪れ、 盛大な宴が催されていました。
太陽に祈ることで、生命の恵みを維持すると信じられ、沢山の人々と共有し合うことで生きる希望を見い出し、エネルギーを温存するという儀式が行われていたことが分かっています。
考えてみると、現代でもお正月に何となく神社やお寺に参拝に行ったり、大事な人に会う、家族に会う、などを習慣として来ましたが、古代から共通の意味を持って続けられて来ているということを考えると、人間にとって共通の重要な行為なのかなという気がして来ました。
私も、自分のパワースポットを見つけてみたくなりました。

心に残ったら、蝶にのせて。

気持ちを届ける準備をしています。

お気軽に「よかった」を押してみてください。

この一編を、誰かにも。

書き手のまなざしに、もう少し。

こんな一編も、いかがですか