義経の書状

~ 義経にも受け継がれている王義之の系譜 ~

文 出口胡蝶

源義経の自筆の書状と言われている2点のうちの1つ高野山金剛峯寺宝簡集の中の書体に注目してみました。部分を切り取って比較しました。

義経の自筆書状「部分」
(①義経の自筆書状「部分」)
義経の自筆書状「部分」
(②王義之字典より「事」)
義経の自筆書状「部分」
(③王義之字典より「別」)

写真の中の①と③は同じ「事」の漢字かと思われますが、①は行書、③は草書で書き分けされているのが分かります。
文頭の「高野山~」も行書が中心ですが、2行目以降段々と草書へと移行し、微かな墨量で2~3字を連綿で続けて書かれており、伸びやかな筆運びが、義経の若さと行動力の広さを感じさせます。

心に残ったら、蝶にのせて。

気持ちを届ける準備をしています。

お気軽に「よかった」を押してみてください。

この一編を、誰かにも。

書き手のまなざしに、もう少し。

こんな一編も、いかがですか