信長の花押
安土桃山後期から、室町時代の武将で、日本で最も人気の高い歴史上の人物で知られています。そして、花押も同様に最も人気があるようです。
織田信長の花押は、人生で沢山の花押を使用したそうですが、先週ご紹介した「麒麟」の麟をモチーフにして作られています。

私が書いた信長の花押を見てもらうと、花押として有名なので見た事がある人は多いかも知れません。
ただ「麟」の漢字をどうやったらこの形になるのかは私の知識では、残念ながら説明できませんが...。
漢字そのものより、動物の形として見た方が納得出来、格好いい、というより愛嬌が感じられます。
あとは、デザインとして2等辺三角形を横に倒したような安定した外形なので、手紙の最後にあると、安定して見えるという事もあると思います。
そして、なぜ「麒麟」がモチーフなのか?
麒麟は、泰平の世の前兆に現れる、想像上の生き物で殺戮を嫌い、命を大事にする動物です。
信長の「天下布武」の言葉の意味は、武力によって世の中を統一するという意味ではなく、「徳」を持って平和な世の中を創るという意味だったことが近年分かったそうです。
傍若無人で、ワンマンな性格もあったようですが、楽市楽座を設け、自由に商いができ、関所を廃止してどこでも行き来できるようにしたりなど、並外れた発想力で経済を豊かにし、楽市楽座の名前の如く、楽しい世の中にしたと考えていたのかなと思うと麒麟のように思えなくも無い、と思いました。
書き手のまなざしに、もう少し。