曼荼羅

空海が師の恵果から、密教の正統な後継者としてただ一人選ばれ授かったのが胎蔵界曼荼羅と、金剛界曼荼羅です。
そこで曼荼羅はどこから生まれたのか?ということで探ってみました。
曼荼羅は、密教の発祥の地インドで誕生しましたが、今は密教が滅んでしまったためインドには曼荼羅は残っていないそうですが、その流れを受け継いだチベット、ブータンに超一級の曼荼羅が多く残っています。
なので、空海が持ち帰って来た曼荼羅は、インドから中国唐に入って来た正統なもので、空海が継承後に日本式に変化させ、儀式の時に使用していたようです。

前回イスラム文化をテーマに調べていた事を含め考えてみると、密教発祥のインドから日本に継承されたので、インド発祥とされていますがもともとは、広い意味でもっと西のイスラム文化から東に繫がっているのでは?と考えられます。
それは、曼荼羅は左右対称で、正方形の中に円が沢山あり幾何学的な形の中に唐草文様などがびっしり描かれているという点で、あのブルーモスクのタイル文様と共通しています。
イスラムでは、人物や動物を象徴することは無いため、植物などの文様で「青」が基調です。
しかしインドでは仏菩薩、神々、餓鬼が描かれるようになり赤、緑、青、黄色の配色で表現されそれぞれの信仰上の違いで配色も変わっているのが分かります。

そして曼荼羅図鑑をめくって行くと、イスラム、インド、チベット、ブータン、中国、日本だけではなく、キリスト教文化圏、さらには自然界のあらゆる形が曼荼羅として無限に存在する事が分かりました。
やはり、宗教によって変化しつつも、宇宙を意味している曼荼羅の発祥は、天文学、占星術を生み出したイスラム文化から?だったように思えて来ました。
つづく
書き手のまなざしに、もう少し。