空海の旅2

今回は、空海が目にしたであろうイスラム文化を探ってみました。
空海が辿り着いた福州よりもっと南にある中国の最南端の海南島は、1000年以上前から海のシルクロードとして中国大陸の入口でした。 アラブからの大きな貿易船が必ず経由するため、多くのイスラム人が定住し暮らしていました。今でも、メッカへの祈りが込められたイスラム書道文字の掛け軸が家の中にも掛けられています。

そして次の港、広東省広州市もイスラム系の人々が多く、中国式のイスラム風建築で異国情緒のある街です。
沢山の文化が混ざり合い、特に「食は広州にあり」と言われるほど「食」への情熱が強くエネルギッシュな都市だそうです。
そして次に空海が最初に辿り着いた福州、そして揚州も、イスラムの商人が沢山交易で滞在し、居住していました。
空海が滞在し、豆腐を食べた山奥の村もアラビア様式の建造物が建ち並ぶ村でした。

本当に、知れば知るほど中国には日本よりも、かなり早くから西洋文化が流れている事に気がつきました。
そして空海が、長安への旅の途中でそれを始めて目にし、何を感じていたかを想像するだけでわくわくしますね。
つづく
書き手のまなざしに、もう少し。